出雲と保険とみそらいろ。。。

お客様が舌癌に・・・

水泳の池江璃花子選手の白血病に続き、堀ちえみさんの舌癌と有名人のガン宣告のニュースが毎日のように流れてきます。報道されることで、ドナー登録の希望者が増えたりガン検診に行く人が増えることは本当にいいことだと思う。

昨年、私のお客様も同じ舌癌が見つかりました。

(ブログに掲載させて頂くことはお客様の了承を頂いており、たくさんの人に知って欲しいから遠慮なくバンバン書いて下さいと仰って頂きました)

最初はケガで入院されていて、その時、私も病院のエレベーターで見たんだけど「治りにくい口内炎はガンの可能性があるので検査を受けましょう」というポスターが貼ってあって。

Aさん(お客様)は退院後、同じくポスターを見た奥さんにしつこく言われて仕方なくホントに気楽に歯科へ行ったところ、入院していた病院で再度検査を受けるように言われ生検を受けたのです。

結果を聞きに行った時、すごく簡単に「癌でした」と言われたそうです。隣で聞いていた奥さんは、一瞬フ〜と意識を無くしてしまったと仰っていました。

まだ30代半ば、小さい子供もいるのに、これからどうなるの?と思ったら頭が真っ白になったというAさん。
待合室に戻った時に真っ先に私に電話をくれました。

「山崎さん、えらいことになりました。癌でした。再来週入院して、舌を切る手術をします」

私も一瞬、「うそ?うそでしょ?」って言って動揺。でも、次にAさんに言ったことは

「ちょっと待ってーー!!お願いだから手術はちょっと待って!セカンドオピニオン受けて‼️先生にセカンドオピニオン受けたいんですけど!って聞いてみて‼️

Aさん「え?なんでですか?」
私  「もしかしたら、切らなくてもいいかもしれない。今は重粒子線治療といって切らずにできる治療があるし、本当に切るしか方法がないのか、違う先生の意見も聞いて欲しいの!」
Aさん「じゃあ、僕は先ずどうしたらいいですか?」
私  「先ず、先生にセカンドオピニオンを受けたいという事を伝えて、検査データ等を早急に用意してもらえるか聞いて下さい」

幸い、早期発見だったのでセカンドオピニオンを受けるだけの時間的余裕があり、先生もAさんの要望を快く聞いてくれました。

それからすぐにAさんのお宅に伺い、重粒子線治療や陽子線治療の話をしました。一昨年、津山にできた「がん陽子線治療センター」に見学に行ったことがあり、そこで舌癌の方の治療前と治療後の画像を見せて頂いたことがあったから、センターのパンフレットを出して費用のこととか私が見たり聞いたりしたことを説明。

治療費は先進医療のため(高額療養費の対象外)、実費で約320かかるけど医療保険に先進医療特約を付けているから実費全額が保険会社から支払われることを話すと、

Aさん「切らずにすむならこっちの方がいいです!僕、この治療を受けたいです!」

Aさんが加入している保険にはセカンドオピニオンサービスがついてるので、そこにも一緒に連絡して、広島大学付属病院の先生や倉敷中央病院の先生などを紹介してもらえることになったのだけど、取り敢えず私は津山の陽子線センターの事務長さんに連絡をして、津山でセカンドオピニオンを受けることが可能か聞いてみたのです。それから担当の医師に繋いでくださったのですが、津山の陽子線センターではまだ舌癌の症例実績がないから、治療実績のある兵庫の重粒子線センターに聞いてみて下さいと言われ、舌癌の治療で有名な先生のことも教えてくださいました。
しかし、残念ながらその先生は兵庫の重粒子線センターを退職されていて、もう重粒子線治療にも携わってらっしゃらず。。。

それから私もAさんも舌癌の情報をむさぼるように探し、全国の重粒子線センターや陽子線センターのホームページを見たり調べたりして、見つけたのが福島の「南東北がん陽子線治療センター」でした。

http://www.southerntohoku-proton.com/

さっそく事情をお話し、セカンドオピニオンをお願いして予約をして行かれたAさんご夫婦。子供たちを両親に預けて、まだ完全には治っていないケガのため松葉杖を使い不自由な体で遠い福島まで行かれるAさん夫婦の心情を思うとやるせない気持ちでいっぱいだった。

結果は、陽子線治療よりも、主治医の先生の言われるように手術で切った方がいいという事でした。超早期発見だった為、腫瘍が小さすぎてピンポイントで照射するのが難しいこと、放射線治療には少なからず被曝リスクがあることを口腔外科の先生や放射線科の先生など数人がかりで、それはそれは細かく丁寧に説明してくださったそうです。今後、もし転移したり再発した時の為に、奥の手として陽子線治療は後々まで残しておいた方がいいとのことでした。

どんなにいい治療方法があっても、残念ながらAさんのように適応しないこともある。

それでも
「最終的には手術をして切ることになったけれど、とことん納得できる説明が聞けたことで、もっと他に治療方法があったんじゃないかと疑心暗鬼になったり不安になったりすることもなく安心して最初の主治医にお任せすることができるから、福島まで行った甲斐がありました!山崎さんの保険に入ってて良かったです」と言ってくれたAさん。

私の方こそ。。。保険に入っててくれてありがとう

「しまった‼️もっとガンの保障とかちゃんと勧めておけば良かった💧」って私自身が後悔せずにすんだもの。仕事柄、お客様が亡くなられたり、重い病気になられたりすることがあるけど、その度にやっぱり”もう少し保障があった方が良かったかな。〇〇生命じゃなくて〇〇生命の方が良かったかな。。”って、あれこれ思うことがある。私にできることなんて、たかが知れているけれど

「私の仕事は保険を通して人を救う事!」だから。。

やっぱり私はどこまでもお節介なオバサンでいよう👩‍🦰

その後Aさんはちょっと舌を切るだけの簡単手術済み、話す時もほとんど違和感なく、また、味覚も手術前と全く変わらないそうです。約1ヶ月の休養を経て、現在は元気に職場復帰されてます。早期発見、早期治療!!いちばんなんですね。

今日も明日も皆さんが健康で幸せないちにちでありますように🍀